黄金の90分のおさらい
寝ついた後の最初の90分がとても大切
これが前回のお話
ちなみにこの時間をね
黄金の90分と言うらしい
実際は90〜120分らしい
この時間に
質の良い睡眠を取ればいいって話
朝までぐっすり
なんて考えなくてもいいよって話
黄金の90分の睡眠
この質が良いほど
自律神経が整ってくる
朝もスッキリ起きられる
そんな統計が出ています
そんな睡眠
今回は東洋医学的にみてみよう
東洋医学的に考える
いつも言っている
カラダの基本3要素『気血水』
日中は活動しますから
気血水はカラダの中を動き回る
動き回ると
消耗したり汚れたりしますから
気血水を補充したりきれいにする必要がある
その時間が睡眠の時間
その時間に大切なのは『肝と脾』
肝はね
血と関係する
カラダ中を動き回った血
肝に帰ってきて解毒される
汚れた血をきれいにする役割
それが肝
脾はね
気血と関係する
カラダ中を動き回った気血
減った気血を脾胃から作っていく
消耗された気血を新たに産生する役割
それが脾胃
他の臓腑 心 肺 腎なども同様
五臓六腑(ごぞうろっぷ)っていうよ
休んでもらって
本来の働きをしてもらうことが睡眠の役割
時間と陰陽
ちなみに時間ってのも重要で
23時から3時の時間帯にぐっすり寝てほしい
その理由は子午流中
これは東洋医学的な時間の配分のこと
23時から『胆』の時間
1時から『肝』の時間
この時間にはぐっすり休んで
カラダがきちんと働けるようにする
これがとても大事なこと
そしてね
『陰陽』って考え方も大切で
1日のうちでも陰と陽で考えることができる
朝太陽が顔を出し始めると
段々と気温も上がってくる
これがいわゆる『陽』
段々と陽が大きくなってきて
昼に陽が最高となる
夕方太陽が沈み始めると
段々と気温も下がってくる
これがいわゆる『陰』
段々と陰が大きくなってきて
夜中に陰が最高となる
この陰と陽のバランスを取ることが
カラダのバランスをとることにもつながる
朝起きて日中元気に活動する
夜にかけて活動を収束させる
興奮状態からリラックス状態に持っていく
この陰と陽のバランスをとることが
精神のバランスをとることにもつながる
睡眠というものを
東洋医学的に考えると
陰陽のバランスをとる
気血水のバランスをとる
五臓六腑のバランスをとる
こんなことが大切になってくるよ
次回は科学と東洋医学の考え方を踏まえて
どんなことをしたら良いのか考えてみよう