人の退化と物の進化
現代の人間は退化してるよね
ほうほう
そうなんですね
それはね
先日友人とお話していた時に出てきた言葉
彼女曰く
昔の人たちは経験によって全てを明らかにしてきた
薬草なんてその最たるもの
食べて効果を感じる
鍼灸もそう
ある場所を刺激するとカラダが反応する
そんなことを繰り返し
カラダ全体の地図を作成してきた
分析する機械なんてありませんから
自分のカラダに敏感にならざるを得ない
数年前に放送されたNHKの『人体』
タモさんと山中教授のやつね
腎臓が寿命を決める
なんて事言っていましたが
東洋医学の世界では数千年前から言われていたこと
現代で証明されたこと
それが数千年前からわかっていたという事実
いかに先人が敏感であったか
そんなふうに思うわけであります
利便性と引き換えに
世界の利便性は
産業革命以後爆発的に加速していく
知らんけど
その利便性と引き換えに
人間のカラダや感覚は少しずつ退化していく
知らんけど
情報というものは
現代の方が圧倒的に多い
検索すると
すぐに答えが出てくる
昔では考えられなかったこと
そんな利便性
否定するつもりは全くない
人間楽したい生き物ですから
便利な世の中になっていくことはニーズにマッチしている
でもね
それを享受するだけではおそらく退化する
普段から
『考える力』を育てていく
『違和感に気づく力』を育てていく
こんなんが必要かもね
意識して生活する
そんなんはね
特別なことをする必要は全くない
普段の生活に
少し注意を向けたら良いだけ
カラダの違和感
家の中の違和感
通勤途中の違和感
あれ
なんかいつもと違う
それはなぜだろう?
そんなことを意識的に行えば良いだけ
この『なぜだろう』がポイントね
本とか読むとか
何かを育てるとか
とても良いことだけれども
そんなんは無理にする必要はない
日常生活の当たり前
その中にある違和感に気づく
そうしたことを続けることで
『敏感力』は育っていく
これはね
リスクマネジメントでも役に立つよ
これっておかしいよね
そう思った時はほぼ当たっていますから
大事にならないうちに対処できます
便利に慣れた世の中だからこそ
意識的に違和感に気づく力を育てる
当たり前は当たり前じゃないからねー