病院で水を抜く
整形で水を抜いてきました
ほうほう
そうなんですね
実はともぞー
薬剤師でありまして日々仕事をおこなっております
知ってた?
そんな中
冒頭の話を聞く機会も多い
溜まった水で膝が腫れたり
痛みで歩けなかったりするので水を抜く
一見何の変哲もない行為のように見えますが
これってどういうことなんだろう
ちょっと東洋医学的にみてみよう
東洋医学的に考える
いつも言っている
カラダの基本3要素『気血水』
この中で水が今回は関係する
この水が溜まっているから
巡らせましょう排泄させましょう
っていうのがいつものパターンですが
今回のように溜まるのには理由がある
普段から溜まっているのではなく
急に溜まり出した場合そこに異常が起きている場合が多い
いわゆるサインってやつ
そんなサインは『炎症』
カラダに炎症が起きていますから
炎症を抑える物質がそこに急行する
それが溜まった水の正体
だから悪者ではないんよねー
水の中には
炎症を抑える物質がいっぱい入っていて
炎症を抑えるために働こうとしているんよ
感謝だねー
だからね
水を抜くのは構わない
ただし
元の炎症が治まっていない場合
また水が溜まるっていう悪循環に陥る
こんな時はね
炎症を抑えつつ水を排泄する
こんなことが必要になっていくよ
膝だけじゃない
膝だけじゃないよ
先日こんな人もいました
胸水が溜まって
毎日微熱が出ます
ほうほう
そうなんですね
もともと肺が弱いお方
そこに非常に強いストレスがかかった模様
お話を詳しく聴いてみると
カラダの弱りも相当にある
つーことでね
炎症を抑える漢方と水を抜く漢方をお渡しする
するとね
次回の検査では胸水はなくなっていましたよ
溜まる必要がなくなったからね
微熱もなくなり倦怠感も減り
やっとカラダが以前の感じに戻ってきました
そんなお声もいただく
カラダの弱りが相当でしたから
少しお時間かかりましたがこれからリスタート
症状を治しましたので(標治)
カラダを治していきますよー(本治)
水は悪者ではないんよ
水が溜まるから抜く
それは西洋医学的には普通のこと
それで楽になり治るのであればそれでいい
でもね
水が溜まる原因はなんだろう
そんなんを考えて治療するのが東洋医学
どっちが良い悪いの話ではないよ
カラダに溜まる水
そんなんもカラダからのサインになりますから
それを捉えてどう行動するのか
いろいろな考え方や方法がありますよー