前回の続き
前回はアトピーについて考えてみました
アトピーを治す①
鼻炎だったり喘息だったり
そんな病気を持っている方は多いですが
アトピーもそのひとつ
症状の大小はあれど
そんなのがあると親としては心配
特にアトピーは見た目に影響しますので
『キレイに治してあげたい』
そう思う気持ちはとても自然
大きくなったら治るよね
そんな経過を辿ることも事実ですが
カラダが治っていないと
何かのきっかけで再発する
そんな話もよく聞きます
そんな訳で
今日はアトピー続きのお話
東洋医学的に考える
アトピーには大体原因の物質とかあって
それが食べ物だったりハウスダストだったり
あと季節によって悪化したりもする
そんな原因を取り除く(遠ざける)
やり方もありますが
そんなのには限界もあって
そんなの気にしない状況になりたいはず
つーことで
カラダを治していくのが前回までのお話
今回はその続きです
カラダの基本3要素『気血水』
この中で最初にやることは『水』
掻くと分泌物が出るこどもはとても多い
皮膚のすぐ下を流れてる水が滞ったりして
ぷつっと湿疹として出てくる
掻くとその水や血が出てくるのですが
その時は一旦かゆみが治ってくる
それは滞りが取れるから
何もしないとその滞りが治っていないので
また痒くなりますから
そんな滞りを取るような漢方をチョイスします
この子も治療中に梅雨に入ったのですが
まあむくみが酷かった
むくみは滞りの最たるものですから
痒みもひどくなりますので
そんなむくみと痒みをとることに集中
だいぶ痒みは治まってきました
ここまでは『標治>本治』
カラダを治すってよりかは
症状を楽にすることに重点を置いています
症状が楽になってきたので
ここからカラダを治していきます
皮膚に栄養を与えるのは『血』
ですので血の巡りをよくしていくのですが
温かい血を流してしまうと痒くなるかもですので
『冷たい血』を流していきます
そしてこどもの場合
五臓六腑で言うと脾がおかしくなっていることが多いので
徐々に脾を立て直す漢方の比率を増やしていきます
この子の場合も脾を立て直していくと
体調に劇的な変化
食欲がどんどん増してきて
お肌の状態もキレイになっていきました
なんか風邪ひいてもすぐ治るんですよね
とはお母さんのお話
一旦風邪をひくと
鼻や咳が長引き食欲はガタ落ち
そんな状態だったようなのですが
今ではそんなこともなくなったようです
そんなんも
症状を抑えるだけでなくカラダを治していったから
アトピーが悪化しやすい
春の季節を乗り越えたら漢方卒業かなー
すくすくと成長してもらいたいなー
って思うともぞーでした