ある日のカウンセリングにて
肺高血圧と言われました⤵︎
ほうほう
そうなんですね
どうも肺に血栓ができていて
そこから肺高血圧になっているらしい
と言っても自覚症状はなく
検査でわかったらしい
普通は息切れなどが起きるものなんやけどね
あい
わかりました
そんな症状
東洋医学的にみてみましょう
東洋医学的に考える
肺高血圧ってね
肺の動脈から血液がうまく流れずに肺や心臓に負担がかかる病気のこと
原因はいくつかあるらしいのですが
基本的には血液の流れが悪い
そんなふうに捉えてみてね
この方も御多分に洩れず
肺に血栓ができているようで血栓を溶かすお薬をもらっている
自覚症状がないのは幸いなので
集中して漢方をやっていきましょう
カラダの基本3要素『気血水』
血栓ができているということで
血が滞っている感じ
いわゆる瘀血ってやつ
そして気の流れが悪いと
血も滞りがちになります
また肺は
気の流れと水の流れを主っていますので肺の力を整えていく
もう少し詳しくいくと
肺の力は脾の力をもらって働きますから脾の力を整えていく
そんなふうにみていきました
『次回の検査までにはなんとかしたい』
そんなご要望もありましたので
ガッツリと漢方処方
瘀血をとる漢方
気の流れを整える漢方
肺の力を整える漢方
脾の力を整える漢方
こんなんを組み合わせて
2ヶ月間飲んでいただきましたが
次回の結果見事血栓が消えていました
ブラボー
オッケーオッケーと喜んでいましたが
その方安心したせいか漢方をそこでやめる
そうするとね
また次回の検査で血栓が見つかり西洋薬増量の憂き目に
再度漢方を始めることとなる
ちなみにこの方
漢方再開した後再検査の結果血栓は消えていました
『やっぱり飲んでいたほうがいですねー』
とは本人談
世の中いろんな病気がありますが
漢方的にはいかに気血水を巡らせるか
それが大切
気血水を巡らせるために
その方の状態をカウンセリングで把握する
そうすることで
適切な漢方を選ぶことができます
漢方的には病気もそうですが
その人を観ていく方がとっても大事なんだなと思います