漢方を始めての不満
漢方を始めてすぐ風邪ひくようなったのですが・・・
ほうほう
そうなんですね
それはとても良いことなのです
は???
カウンセリング中
たまにこんな会話になります
漢方飲む前は
数年風邪ひくことなどなかったんですが💢
ご本人は
かなりの不満があるようなのですが
僕の方から言わせてもらうと
数年風邪引いていないって方がおかしい
カラダが鈍いとでも言うのでしょうか
風邪をひけないカラダになっている
そんな風邪症状
『風邪の効用』野口晴哉著から少し考えてみよう
風邪はカラダの治療行為
健康な体というのは弾力がある
その弾力ががだんだんとなくなるのが歳をとった状態
そして最後に弾力を失って死ぬ
そういうものらしいのですが
風邪を引くと言うのは
いつの間にか弾力を失ったカラダを回復させる
だから風邪というのは治療行為
と言われています
だからね
風邪を引いているうちはまだ良いのですが
風邪を引かなくなると倒れるのを待つのみだそうです
癌や脳卒中などの人を見てみると
共通して風邪を引いていないと言うのがあるらしい
カラダの偏り
カラダの強張り
そう言うものがあるから風邪をひく
でもね
そんな偏り強張りに気付けなくなってくる
カラダが鈍感になってくると
風邪を引かなくなる
どうもそういうことらしいです
カラダが敏感になってくる
つーことはだ
この風邪を引きやすくなったと言う人
実はカラダが敏感になってきた
そういうふうに言い換えることもできる
だってね
今までかなり辛い他の症状に悩んできてたんでしょ
その辛い症状は
だいぶ楽になってきてないですか?
今までは
カラダが鈍感だったから
カラダが風邪をひけず
カラダの他のところにどんどん負担がかかっていた
でもね
カラダが楽になってきましたから
カラダの働きが正常になってきていますから
カラダは変化に敏感になっていく
変化に敏感になっていきますから
カラダの偏り強張りに気づきやすくなっていく
風邪を引くことによって
カラダの偏り強張りを解消していく
そんなふうに考えることもできる
だからね
なるべく小さな風邪を多くひく
そんな時期があっても良いわけであります
ただね
そこで熱冷ましや咳止めなんかを使わない方がいい
なるべくね
せっかくカラダの負担を取るために
発生している症状なので
無理やり抑え込むと
またカラダの中に溜まっていってしまう
漢方薬で風邪を治すと
その症状を発散させて治していきますから
カラダの負担が取れて
だんだんとすっきりしていく
そんな感じを味わえます
この話はなかなか理解してもらえないことでもありますが
とても大事なところ
風邪をひくということは
決して悪いことではない
ただね
どうやって治していくのか
そこは考えて欲しいなと思います