病気の意味?
この病気には何か意味があるのでしょうか?
ほうほう
そんなふうに思うのですか
これはね
重たい病気にかかった人が思うこと
人間は納得したい生き物ですから
そんな納得できる理由をつい探してしまう
よくね
神様が与えてくれた試練とか
今までの行いの報いだとか言われますが
基本そんなことは全くない
スピ的にはあるかもしれない
だからね
自分を責める必要は全くない
何がいけなかったんだろうとか
思う必要はありませんからね
あるのは捉え方
障害や病気をしたことに対して意味があるわけではない
それをどう捉えるのか そこに意味がある
福島智さんって知ってる?
この言葉はこの方が言われたことなんやけど
3歳で右目を9歳で左目を失明し
18歳の時に聴力を失う
いわゆる全盲ろう者なのだけれども
世界で初めて大学の常勤教授にもなった方
しかも東大
9歳で両目を失明した時
福島さんは不平不満を全く言わなかったらしい
医者にも神仏にも親にも
不平不満を全く言わなかったらしい
自分のおじいちゃんが
失明したことに対し泣いて泣いて悲しんでいる
そんな話を聴いた時
おじいちゃんに電話したそうです
『おじいちゃん泣いても仕方ないんだよ
するだけのことをしてこうなったんだから
世界中の1番偉い先生が診てもダメな時はダメなんだよ』
『僕は今悲しんで泣いているより
これから先どういうふうに生きていったらいいかを
考える方が大事と思っているから
おじいちゃん僕は大丈夫だからね』
おじいちゃんはそれを聴いた時余計泣いたらしい
この方のお母さんは
親が言うのもおかしいですがこの子はすごい子やなあ
と思ったらしいです
9歳でこんなことを言えるの?
って思ってしまいますが
たまにそんな神様みたいな方がいますので
僕たちに何かを教えてくれているんでしょうね
おっと
少しスピに入りそうになってしまった
お伝えしたかったことは
病気自体に意味はないってこと
でもね
その病気に対してどう捉えるのか
自分がどんな意味づけをするのか
そこが大切ってこと
ある友人の話
友人が先日重い病気から復帰した時
言ってました
私は今まで
自分で自分の人生をコントロールしていると思ってた
でも自分でコントロールできないことがある
って知った
そしてコントロールできなくても
勝手に場が整っていくことがある
ってことも知った
周囲の人から愛されている
そんなことも知った
いろんなことがわかったから
それを踏まえてこれから生きていこうと思う
病気っていうのは一つの事象であり
そこに幸不幸は全くない
その一つの事象に対し
自分がどう捉えていくのか
そこが大切
ちなみに
病気をした人はほぼ例外なく優しくなるらしいよ
あの病気のおかげで今がある
無理に思う必要はないけれども
そう言える日が訪れたらとてもサイコーだと思います