ある日のカウンセリングにて
先生ー
上の子のアトピーがひどくなってきてて⤵︎
ほうほう
そうなんですね
掻きむしって血が出て
あざみたいになっているようで
そんな状態を見ているお母さん
胸が痛むようです
どうもお話を聴いていると
こども特有の承認欲求も強いようで
急に怒ったりすることも多いようです
こどもって
親に認められると嬉しいですからね
その辺りもアトピーに影響してそうです
痒みってのは
我慢できない症状のひとつで
夜中でも知らないうちに掻いてたりして
朝見たら血だらけってこともあります
そんなアトピー
東洋医学的にみてみましょう
東洋医学的に考える
アトピーとは
西洋医学的には過剰な免疫反応
IgEという抗体が肥満細胞にくっついて
そこにアレルゲンがくっつくと免疫反応が起きます
普通はウイルスや細菌のような
異物に対して起きる反応なのですが
それが過剰になると
花粉や食べ物とかにも反応します
あと掻きむしるのも問題で
掻きむしった後に菌が繁殖し
痒み炎症がひどくなったりします
東洋医学的に見てみると
東洋医学の基本2要素『寒熱』
痒みは基本熱によっておきます
痒みがある時に
お風呂に入ると痒みが増す
これは熱が痒みに影響しているからです
東洋医学の基本3要素『気血水』
痒みの場合滞っている場合が多い
特に血と水
皮膚の表面を流れる血水が滞る
その血水が熱を持つので痒みが出る
掻きむしった後
血や水が出ると少し痒みが治りますが
それは滞りが取れるからです
またすぐ痒くなりますが
東洋医学の基本5要素『肝心脾肺腎』
これらはどれも痒みの要因となるのですが
ストレスから痒み
痒いからストレス
この負のスパイラルがありますので
肝の手当は結構行います
今回のこどもさん
痒みがひどいのと掻きむしった後のあざ
そして便秘もありましたので
痒みを抑える漢方
瘀血を取る漢方
ストレスを取る漢方
便秘を改善する漢方
これらを組み合わせてお渡し
数ヶ月経ちますがだいぶ良いようです
なんか精神的にも落ち着いてきたみたいで
変な怒り方しなくなりました
こんな言葉もいただき
漢方の効果を実感す
今のこども達は
色々と忙しいからね
そらストレスも溜まることでしょう
ストレスを取り除くってのは
なかなか難しいですが
ストレスに対するキャパを大きくする
ってのは漢方の得意技です
痒みってのは分かりやすいですので
まずは痒みを取るってのを最優先
痒みを取っていきながら
痒みが出ないカラダを作っていきますよ
