ある日のカウンセリングにて
先生ー
右肩が上がらないっす⤵︎
ほうほう
そうなんですね
ではではちょっと右手を拝借
あっち向けてー あいたたたー
こっち向けてー あいたたたー
ふむふむ
そういうことですか
そしたら
ここをぐりぐり あいたたたー
ここもぐりぐり あいたたたー
そしたらちょっと腕を上げてみて
ん?
なんか朝よりも全然いいです⤴︎
まだまだ全然上がってないけれど
本人的にはかなり痛みが和らいだ様子
つーことで
ツボに貼るテープをお渡しして
自宅でぐりぐりやってもらうことに
経過をお伺いしたところ
良くなってきてる様子でしたよ
ここで行ったのは新臨床中医学でいう
『動き負荷法』
カラダの状態の判別に使うのですが
痛みにはかなり即効的
そんな肩の痛み
新臨床中医学的にみてみましょう
新臨床中医学的に考える
50肩ってのは
正式名称を肩関節周囲炎っていうらしい
肩関節の周囲の組織が
老化や損傷によって炎症を起こす
ひどくなると癒着まで起こしますので
長期間動きが制限されることもあります
西洋医学的な治療を見てみますと
痛い時は痛み止めを飲む
電気を当てたりして血行を良くする
筋肉へ刺激を与える
リハビリで動きを回復させる
みたいなことが多いようです
調剤で話を聞いていると
時間が経つと急に動きが良くなることもあるようで
時間ってのも大きな治療になるみたいです
東洋医学的に痛みの原因は
不通則痛
不栄則痛
と言いまして
気血水が通じないと痛むと言われています
そんな通じない原因は
気血水の不足か滞り
そして大多数は滞りが原因です
今回ツボをお伝えしたのも
手の陽明大腸系と手の厥陰心包系
新臨床中医学の動き負荷法で
腕の動きを確認したところ
この経絡に反応がありました
これってまさに滞りで
陽明大腸系は痰などの滞りが原因
厥陰心包系は血などの滞りが原因
つーことで
陽明大腸系の『合谷』『手三里』『肩髃』
厥陰心包系の『内関』
ここら辺をぐりぐりしてもらったってわけ
ちなみにツボってのは
関係ないところを押したりすると
体調が悪くなる場合もあるようで
できれば専門の先生にかかって
今の自分に合うツボを教えてもらう方が良いです
そのあたりはやはり東洋医学
漢方と一緒で
その人の状態に合わせる必要があるんですね
痛みにも東洋医学
とても強い味方のようです
