ある日のカウンセリングにて
先生ー
先日のお手紙に
『秋になったら調子良くなりますから
ご安心くださいませ』
って書いてありましたよね
なんかその通りなんですけどー⤴︎
でしょ笑
ともぞー心の声
9月のまだ暑い最中
精神的にもカラダ的にもイマイチ
カウンセリングにて漢方をチョイス
郵送しました
この方は
脾胃に湿が溜まりやすい方なので
秋になったら調子良くなるだろうなー
と思いお手紙に書いていましたが
予想通りそうなりました
『先生予言みたい』
いえいえ
決して予言でもなんでもなく
ましてやヤマカンや気休めでもなんでもない
その方の状態と今後の気候を考えたら
結構わかることっす
謙遜
そんな秋の季節
東洋医学的にみてみましょう
東洋医学的に考える
東洋医学ではなんでも5つに分ける性質があって
それを五行と言います
季節も例外ではなく
春夏秋冬にその間の季節を土用とします
そこにカラダの状態などを組み合わせると
こうなります
春 ー 肝 ー 風邪
夏 ー 心 ー 暑邪
冬 ー 腎 ー 寒邪
土用ー 脾 ー 湿邪
そして
秋 ー 肺 ー 燥邪
となります
邪と言うのは
季節の特徴みたいなもので
これが過剰にカラダに入ってくると
体調不良の原因になったりします
秋は燥邪なので
乾燥が秋の特徴ってことになります
でね
この特徴を踏まえて言うと
湿気というのは乾燥と真逆の関係
湿気>カラダによって
体調不良になっている人は
湿気<カラダにしたら
良いわけです
もちろん漢方によって
カラダの湿気は取り除けますが
環境ってのはとても大事
梅雨時期に湿気取りを置いた場合
その時は良いかもだけど
湿気取りがなくなった場合
また湿気が増えてくる
だからね
季節的に乾燥するってことは
カラダの湿気を軽くする効果があるってこと
〇〇の秋ってよく言うでしょ
食欲 スポーツ 学び 読書などなど
これって全部脾胃につながってきます
ん?
どういうこと?
うーむ
確かに色々絡みすぎてわかりにくいね
ちょっとまとめましょう
脾胃は湿気が多いと不調になる
→ 秋は乾燥の季節
→ 湿気は乾燥によって軽くなる
→ 秋は脾胃が元気になりやすい季節
となります
ちなみに日本人の特性として
島国なので環境的に湿気が元々多いのと
生魚も食べますので湿気が脾胃に溜まりやすい
脾胃は消化吸収運搬を主りますので
食欲が出てくるのはわかりやすい
もうひとつ
脾胃は気を生み出す場所でもありますので
やる気も生まれやすい
やる気が生まれることによって
色々と始めることが容易になってくる
つーことで
〇〇の秋が生まれてくる
ってことになります
昔の人はよーく分かってたってことね
でね冒頭の方
この方は脾胃に湿気が溜まりやすく
それで不調が起きやすい
梅雨から夏をなんとか乗り切りましたので
秋になってくると調子が上向いてくるはず
そんな確信がありましたので
お手紙に書いていた次第でございます
東洋医学ってのは未病の医学
病気まで至らないように
カラダのことを考えますが
漢方をチョイスする時カラダだけでなく
季節などの環境も考慮して決めます
そう言ったところが
東洋医学の面白さであり奥深さ
予言でもなんでもなく
理論的に考えた結果なんですよー
当たったから言えるやつ