ある日のカウンセリングにて
漢方薬を減らしていきたいのですが
ほうほう
そうなんですね
そんなふうに思えるまで
治ってきたんだ!
そう思うととても感慨深い
そんな方です
この方は数年前
パニック障害でカウンセリング漢方の門を叩かれました
広場恐怖症的な感じと
疲れや不安からのめまい
車の運転中の発作などなど
とても辛い感じでした
病院にてずっと漢方をもらっていたようですが
数年飲んでも全く変わりがなく
お願いしたいとのことでした
そんなパニックの原因は
この方はとてもとても
我慢に我慢を重ねてきた方
それがカラダの中に熱を生む
そんな熱がカラダの中を支配していました
そんな熱は血を消耗するため
精神を主る『心(しん)』がやられ
いわゆる心血虚と呼ばれる状態になっていました
ちなみにともぞー
基本的に過去に起こったことは聞かない
相手が話したい時はもちろん聴きますが
こちらから問いかけることは基本ない
それは
過去のことを聞いても解決にはつながらないからだ
過去にあんなことがあった
過去にこんなこともあった
だから私はこうなった
そんなことを確定させても
納得はするかもですがそれで治るわけではない
これからどうしていくのか
そちらの方がはるかに重要なので
過去のことは基本聞かない
そんなスタンスです
はい 話が逸れました
そんな状態のこの方
良くなりながらまた少し悪化する
3歩進んで2歩下がる
そんなんを繰り返しながら続けてもらっていました
ここで離脱しなかったのが1番大事かも
その時その時の気になる症状を確認しながら
原因である心血虚を治療していく
いわゆる標本同治ってやつ
途中も色々とありましたが
最近は眩暈も発作もほとんどなく
遠出したり旅行したりすることも
できてきました
やっとここまで来れましたね
金額は減らしてもらいたいですが
漢方薬は続けていきたいです
そんなお言葉もいただきました
本格的な治療は一旦卒業
マイナスをゼロにする漢方から
ゼロからプラスに持っていく漢方へ
無理せず焦らずゆっくりと
カラダの貯金を増やしていきましょうね