ある日のカウンセリングにて
漢方始めてから
何もしていないのに体重が落ちてるんです⤴︎
ほうほう
そうなんですね
代謝が悪いようなので
代謝を良くしたい
そんなご婦人が漢方を始めたのは今年の初め
お話を聴いていると
代謝のことを気にされていて便秘もあるようです
あいわかりました
とのことで漢方を始めて数週間
急にカラダが軽くなった気がします
みたいな話からお通じも良くなってきました
そして先日
なんか漢方始めてから体重が減っているんですよね
とのお言葉
うんうん
順調に進んでいる
そんなふうに思うともぞー
そんなお話
それでは東洋医学的に見てみましょう
東洋医学的に考える
東洋医学の基本3要素『気血水』
代謝を良くするとは
この気血水が過不足なくカラダを巡ることを意味します
足りないとカラダを巡らず
元気がなくなる
滞るとカラダを巡らず
苦しくなる
そんなふうに考えます
カラダの中には巡らせるための役割があって
それを五臓が担っています
肝 ー 気血
心 ー 気血
脾 ー 気血水
肺 ー 気血水
腎 ー 気血水
足りない時は
それを補うため担当の五臓を強くする
滞ってる時は
それを流すために担当の五臓の負担を減らす
そんなふうに考えます
カウンセリング漢方では
問題がどこにあるのかその人ごとにみていくのですが
この方の場合
気血水が滞って代謝を悪くしている
そこが明らかでした
気を巡らせるために肝の負担を減らす
水を巡らせるために腎の負担を減らす
血を巡らせるために瘀血を取る
食べ過ぎを減らすために脾の負担を減らす
こんなことを続けてきました
カラダが軽くなってきて調子が良いです
でも体重は変わりませんが
みたいな話が数ヶ月後
そして先日
体調も良くいつの間にか体重が減ってました
特別なこと何もしていないのにですね
みたいな話をいただく
うんうん
代謝が良くなっている証拠ですね
体重というのはわかりやすい指標
食べたものが栄養となって吸収され
不要なものが尿や便となって排泄される
そのバランスが良ければ
体重は自ずと適正になっていく
そのためには何を摂るか
摂ったものをどう吸収し排泄するか
この2つが大事
基本的には
ジャンクなものを摂取すると
カロリー関係なく太りやすくなるし
カラダの中が滞っていると
巡りが悪く太りやすくなる
そしてね
カラダの中の滞りをなくしていくと
カラダの中の働きが正常になっていくと
ジャンクなものは欲しなくなる
この方もね
最近はご飯の後のお菓子を食べなくなりました
って言われていたし
食べ過ぎの原因である胃の熱が取れ
カラダが巡り出し排便もスムーズになる
おそらく栄養を
きちんとエネルギーとして使う働きが整い
入ってくるもの<排泄するもの
こんな構図が出来上がったんだと思います
自分では意識していませんが
自然とこうなったんです
これって漢方やっている立場からすれば
サイコーのお話
焦らずゆっくり無理しない
これを体現した方のお話でした