頭痛がひどくて咳が出る
風邪の後から頭が痛くて
咳も続いてるんです
ほうほう
そうなんですね
もう熱はないようですが
どうも副鼻腔炎になっているようだ
そんなふうに患者さんが話される
風邪を引いた後副鼻腔炎になる
そんな人結構多い感じです(田中調べ)
あいわかりました
そんな症状東洋医学的にみてみましょう
東洋医学的に考える
副鼻腔炎ってのはね副鼻腔の炎症
そのまんまやないかい
風邪など引いた時
副鼻腔から鼻腔へ鼻水が流れていきますが
炎症が起きた時に
鼻腔への通り道が塞がれることがあります
そうすると
鼻水が副鼻腔に溜まっていきます
はい
これで立派な副鼻腔炎の出来上がり
炎症が起きていますので
鼻水は黄色く粘っとしている
不快な匂いもするし
副鼻腔に溜まった鼻水が圧迫する
前頭部の頭痛につながったり
鼻水による咳も出てきたりする
そんな症状なのですが
副鼻腔炎という名の通り『炎症』が問題
西洋医学的には
抗生剤を使ったりするのですが
漢方的には
炎症を鎮めていく漢方を使っていきます
カラダの基本3要素『気血水』
この『気血水』全てがおかしくなっていることが多い
気は上に向かっていき
頭痛や鼻咳に影響していきます
血や水も一緒に上がっていき
滞りとなって鼻粘膜の充血や鼻水となっていきます
カラダの基本5要素『肝心脾肺腎』
この中でも『肺』がおかしくなっていることが多い
肺って場所は
気の流れや水の流れに影響する
肺が熱を持ってくると
気や水が上の方に行きますので
副鼻腔炎の症状も悪化していきます
漢方の治療は結構単純
副鼻腔炎の炎症を取り
溜まっている膿を排出し
気の流れを下の方に向けてあげる
急性であれば
数日で改善していきます
たまになるのだったら問題ないのですが
毎回発症するのであればちと問題
もともとのカラダがおかしい時が多いので
慢性副鼻腔炎にもなりやすい
副鼻腔炎になりにくいカラダになる
早めに対処しておきましょうね