ある日のご相談
あイタタター
左腕が痛くて上がらんのよ
何かないね?
処方箋をいつも持ってこられる男性
そんな軽いご相談がある
ちょうど最後の患者さんだったので
時間的な余裕もある
よし
それでは新臨床中医学
『動き負荷法』だ
動き負荷法って?
動き負荷法ってね
陳先生が開発した方法
首 肩 肘 手首
腰 股関節 膝 足首
この関節を動かし
痛みや違和感で異常を確認する方法
カラダには経絡と言って
気の通り道があるのだけれども
動かし方によって
異常がどこに起きているのかわかり
そこに対応するツボを刺激することで
動きがスムーズになります
動き負荷法ではどうなる
それではですね
腕をまっすぐにあげてください
あイタタター
次はですね
その上げた腕を肘から曲げてください
あイタタター
次は下げた状態で
後ろに回してください
これは大丈夫
次はその状態で
肘を曲げてください
これも大丈夫
なーんてことをいくつか試す
それで大体の状態がわかりました
謎は全て解けた
この方はね
小腸系の経絡と心包系の経絡に異常があるようです
ツボをぐりぐり
そしたらですね
腕骨っていうツボと内観っていうツボをぐりぐりしてください
ぐりぐり
ぐりぐり
あイタタタ
このツボ痛いっす
でしょ
そしたら腕を上げてください
ひょい
あれれ?痛くない?!
完全には上がらんけど
今までよりも全然マシ なんで?
東洋医学の面白さ
この動き負荷法と
対応するツボへの刺激
何回も経験していますが
ほんと不思議で動きがとても楽になります
この方も
肩の痛みでマッサージにずっと通っていて
その時も
揉んでもらうのに痛みで一苦労だったそう
そんな痛みが一瞬で楽になる
なんでかいな?
すごかー
そんなふうに言われながら
帰っていかれました
この話を
陳先生の兄弟子にお伝えしたところ
ほんとそうよね
これを開発した陳先生偉大なんよ
そんなふうに言われてました
まだまだ使いこなすには
技術も知識も足りませんが
習ったことを少しずつ実践し
少しずつ習得していきますよー