よくある質問
〇〇に良い漢方ありますか?
こんな感じでよく質問されます
これって答え方がとても難しくて
いつも困ってしまう
あるけれどもない
ないけれどもある
そんな禅問答のようになってしまうから
そんな漢方薬での治し方
ちょっと考えてみましょう
東洋医学的に考える
痛みに鎮痛剤
高血圧に降圧剤
糖尿病に血糖降下剤
などなど
西洋医学では診断して薬が出る
そんな診断は
基本病気に対して下される
どちらかと言うと
症状の原因を押さえ込む感じの治療です
血圧の薬は飲み始めたら止めれない
この話はよく聞きますが
半分正解で半分間違い
血圧の薬を飲むからやめられない
ではなく
カラダが治っていないからやめられない
が正解なのです
そこで漢方薬
基本はその人にあった漢方薬
巷で言われている
肥満に防⚪︎通⚪︎散
風邪に葛⚪︎湯
生理不順に加⚪︎逍⚪︎散
こんな感じだと
西洋薬的な診断になってしまう
漢方薬では
病気に対して漢方薬を選ぶのではなく
その人の状態に対して漢方薬を選ぶ
それがその人にあった漢方ということなのです
異病同治 同病異治
異病同治
同病異治
東洋医学にはこんな言葉があります
異なる病でも同じ治療を行う
同じ病でも異なる治療を行う
この言葉が漢方の全てを表している
そう言っても過言ではありません
東洋医学的にみていくと
気血水がどうなっているのか
肝心脾肺腎がどうなっているのか
こんなことを見ていきますので
咳でよく使う麦⚪︎冬⚪︎
この漢方で治ることもあれば
同じ漢方で悪化することもある
これが同病異治
そんな麦⚪︎冬⚪︎ですが
実は食欲不振で使ったりもします
それはね
咳の原因と食欲不振の原因が同じだから
これが異病同治
ここはね
表面的な症状だけ見ていると
絶対にわからない漢方の使い方
そしてね
漢方薬を飲んでいくと
カラダの中が変わっていきますので
経過とともに飲む漢方薬も変わっていく
ずっと同じ漢方を続ける
そんなイメージがあると思いますが
漢方をその時々で
カラダに合わせて変えていきますので
そこも漢方の難しいところであり
面白いところでもあります
漢方薬を始めたい
そんな想いがあるあなた
まずは自分で気軽に選ぶ
そんなやり方も良いですが
きちんと専門家に観てもらう
自分に合った漢方を処方してもらう
そちらの方が
費用対効果はめちゃくちゃ高いと思いますよ