ある日のご相談内容
副鼻腔炎で困ってるんですー⤵︎
ほうほう
そうなんですね
基本鼻詰まり
悪化すると前頭部が痛くなり後鼻漏もある
そんな苦しい状態が当たり前になっているので
普段の状態はあまり気にならない
でもね
風邪ひいた時の悪化はもちろん
雨の日の前などの頭痛も辛い
病院に行っても抗生剤を長期間飲むくらいで
その時は楽になるけれど一向に治らない
そんな状態が辛いらしいです
あいわかりました
そんな副鼻腔炎東洋医学的にみてみましょう
東洋医学的に考える前に
副鼻腔炎ってね
その字の通り副鼻腔の炎症
鼻腔ですから空間
その空間に炎症が起き痛みが起きる
炎症が起きるから化膿して黄色の膿が出る
急性の症状だと炎症が治ると黄色の鼻も治るのですが
慢性になると黄色の鼻が副鼻腔に残る
それが鼻の臭いや頭痛につながり
嗅覚や味覚障害、鼻茸、後鼻漏につながっていきます
慢性的になると
粘膜の腫れが続き鼻詰まりが常態化
日常生活の質が著しく低下する
そんな病気です
西洋医学的には
鼻詰まりを改善させる薬(ム○ダ○ン等)
化膿を防ぐ抗生剤(ク○リ○等)
こんなんを飲んで治療します
人によっては数ヶ月続けることもあり
心理的な負担となる人もいます
東洋医学的に考える
カラダの基本3要素『気血水』
これらがおかしい時に体調が悪くなる
今回の副鼻腔炎もそうで
気血水が滞ってそうなることが多い
どちらかというと
気はカラダを巡らず上の方に昇っていく
気と一緒に昇った血と水
これが鼻や頭部で滞ることによって起こる症状
これが副鼻腔炎
そんな状態にプラスして
カラダに熱が生まれ溜まった水が濃縮される
それが粘っこい鼻水を生み出します
上記の方も
ひどい時は急性期の漢方
改善した後はカラダを治す漢方
標治と本治って言うよ
そんなんを繰り返しながら
今は全く症状が出なくなりました
気づいた時が治しどき
耳鼻科さんが大盛況
そんな話もよく聞きますが
最近のお子様は鼻炎がひどく多いらしい
鼻炎というくらいですので
鼻の炎症が長く続くと
細菌感染が起きた時副鼻腔炎になりやすいし
副鼻腔炎になりやすくなると
慢性副鼻腔炎になりやすくなる
副鼻腔炎を治す
っていうよりか副鼻腔炎になりやすい体質を改善する
漢方的にはそんなふうに捉えています
漢方を始めるのに
遅い早いはないけれど
早めの方が治りも早いし
子どもの方がお金も安い
病院に行っても治らない
そんな感じの方は
漢方という選択肢を考慮しても良いかもです