ある日のカウンセリングにて
最近あまり怒らないんですよね
って幼稚園の先生に言われましたー
ほうほう
そうなんですね
この子はね
アトピーでカウンセリング漢方に来られた子
皮膚がガサガサで
寝る前や夜中に掻きむしっていたよう
お話を聴いていると
夜中歯ぎしりがひどく寝言でも怒っているとのこと
痒みの原因は他にもありますが
『寝言や歯ぎしり』ここにも関係が深そうです
さあさあ
そんな怒りんぼさん
東洋医学的にみてみましょう
東洋学的に考える
臓腑の基本『五臓六腑』
その中で怒りってのは『肝』に属する
東洋医学って
なんでも分類したがるのですが
感情もご多分に漏れず
5つに分けられます
怒り ー 肝
喜び ー 心
思い ー 脾
悲しみー 肺
恐れ ー 腎
ちなみにともぞー
わかりやすいように気分で表現したりもします
怒り ー イライラ
喜び ー ニヤニヤ
思い ー モヤモヤ
悲しみー シクシク
恐れ ー ビクビク
だからね
すぐ怒るってことは肝の負担が大きい
そんなふうに東洋医学では考えます
頭に血が昇る
怒りが沸騰する
そんな言葉があるように
怒りって上に昇るし血が関係するし
熱やエネルギーも関係する
肝の負担を取ることによって
気の流れをスムーズにし
上に昇る気を静めてあげる
熱を取ることによって
血の熱を冷まし
エネルギーが爆発しないように巡らせる
そんな考えの元
カウンセリング漢方を行うと冒頭の言葉をいただきました
ちなみにそんな漢方
少し苦かったりするのですが
その子に合った漢方をお渡しすると
不思議なことに飲めてしまいます
ちなみに親がその漢方を味見すると
とても苦く飲めなかったらしい
アトピーの原因はそこにもありましたので
痒みも減りお肌のガサガサも綺麗になってきました
まさに一石二鳥
西洋医学ですと
ピンポイントでそこを診ていきますので
痒みと精神的症状
これを別に診ていきます
東洋医学的には
全然別の症状と思われても原因であれば一緒に観ていきます
今回は痒みと精神症状
これが関連していましたので観ていきました
東洋医学は
そんな関連付けが結構独特なのですが
きちんと基礎を押さえておくと
とっても理論的なんだなーっていつも思ってますよ