昨日からの続き
東洋医学はつながりでカラダを見ていく
そんなつながりが
肝心脾肺腎
その働きを見ていっていますが
昨日は肝
今日は心の働き
自律神経が乱れるってことは
カラダのバランスが乱れているってこと
そんな時に心がどうなるのか
そんなことを少しみてみよう
五臓の心
心っていうのはね
いわゆる心臓的な働きがあって
血液をカラダの隅々まで流す役割がある
心臓がおかしくなると
脈がおかしくなったり動悸がしたりするでしょ
東洋医学的にも
心がおかしくなるとそんなふうになって
顔の血色も悪くなる
ここはわかりやすいのですが
心にはもう一つ大切な役割があって
それが神(しん)
心は神志を主る
こんな言葉があるように
心は精神と深い関係がある
ここがおかしくなると
精神が不安定になってきて
睡眠の質が悪くなり
情緒不安定になり
物忘れが多くなり
挙動がおかしくなり
無表情になり
薄ら笑いが続いたり
動悸して汗が止まらなくなり
舌が痛くなったりする
こんなふうに
自律神経が乱れていく
自分の意志とは関係なく
働いてくれていた自律神経が
バランスを取るために乱れていく
こんな心ですが
いきなりこんなふうになることは少なく
どちらかというと
肝がおかしくなってからくることが多い
それがいわゆる相生の関係
肝の助けが得られなくなって
心にも熱が生まれやすくなって
そんな状態になってしまう
心は陽気の塊なのだ
だからね
心の働きがおかしい人は
肝の働きも一緒に
改善しないといけない場合も多い
脾を助けることができず(相生)
肺を制御することができず(相剋)
脾の働きが悪くなり
肺の働きが悪くなる
次回はそんな脾の働きについて書いてみよう
おまけの対策
ん?
対策かなんかないのかって?
それでは食べるものを少し
心の働きが悪いなーって人は
苦味を摂ってみましょう
夏野菜なんかはとてもおすすめ
普段の食事にこれから旬のものを入れてみたりしてみてね
豆やナッツ類
動物の心臓もとても良いね
利水して
心の熱を冷ましてくれますよ
生活習慣は最後の方にまとめて書きますねー