ある日のカウンセリングにて
同じ漢方なのに違うんですねー
ほうほう
そう感じますか!
これはね
以前病院で漢方薬を飲んでいた人の話
調子はよかったそうなんやけど
別の症状が気になり出してちぎょうの漢方にたどり着く
後日予約を取っていただいて
あらためてカウンセリングしたところ
同じ漢方でもいいんやないかなー
とのことで同じものを処方
数週間飲んだ後
冒頭の言葉をいただく
病院の漢方と薬局の漢方
何が違うんですかともよく言われますので
そのあたり少し深掘りしてみよう
薬価の壁
病院の漢方はいわゆる保険診療
たまーに自費でやられている漢方病院さんもあります
保険診療で使われるお薬は
値段が決まっていてほぼほぼ毎年下げられる
医療費は年々増加していますので
政治的にそうならざるを得ないのですが
漢方で使う生薬の値段
これは年々上がっている
そうするとね
原料費は上がるけれども製品の値段は下がりますので
毎年毎年漢方薬メーカーさんの利益は少なくなる
そんな構図になりますので
メーカーさんは売り上げを上げるか原料費を下げるか
もしくは両方を検討しなくちゃいけない
メーカーさんによっては
出荷するほど赤字になります
みたいな製品もあるようで
そうなると原料費を下げざるを得ない
原料費を下げるってことは
生薬の質を下げざるを得ない場合もあるようで
どうしても
漢方薬自体の質が下がることも想像に難くない
メーカーさんも頑張ってはいると思うのですが
保険医療の構造から致し方ない面もあるようです
ちなみに薬局の漢方
先日メーカーさんから値上げの通達😢
昨今の値上げラッシュの傾向から
仕方のない面もありますが
一般の商品と同じなだけに
質を担保するためにも値上げはメーカーの都合でできるわけです
ちなみにちぎょうの漢方は
まだ値上げせずに頑張ってます(小声)
ただね
保険診療の良いところは
リーズナブルな価格で医療が受けられるってこと
薬局との価格差は
数倍になったりしますから
そういう意味では
病院さんの漢方薬もおすすめであります
漢方薬に何を求めているのか
そんなところで決めていくのがいいようですねー
ちなみに今日の話
うちは違うっていうメーカーさんももちろんあります
薬価の構造上一般論的にこうなるよねって話でもありますので
そのあたりご了承くださいませ