ある日のカウンセリングにて
うちの子苦いお薬だめなんです
ほうほう
そうなんやね
これはある日のカウンセリングの一コマ
ま 子どもは苦いの好まんし
苦いものは口にしないつーのが世の一般常識
子どもに漢方を飲ませる場合
漢方の選び方にも結構苦労する
つーか飲ませ方かな
苦味が必要な場合
でもね
苦い薬が必要な場合もあって
それは痒みがある場合
痒みがある時は
基本カラダが熱くなっていることが多く
しかも子どもは陽気の塊なので
ますます熱がこもってしまうことも多い
そんな時は苦味
夏にゴーヤを食べるように
苦味は熱を冷ましてくれる効果があるんよ
ちょっと脱線ですが
昔々ゴーヤの健康食品を冬に飲んでいいですか
って相談が以前あってね
東洋医学を知らない僕だったら
カラダに良さそうだし薬と影響しなさそうだし
大丈夫ですよーって言っていたところですが
東洋医学を知った僕なら
絶対やめてくださいねって言えます
つーか言った
そうそう
それで苦味の話
黄連解毒湯って苦ーい薬があってね
この子が以前それを飲んだことがあるらしく
これは絶対だめでした
とこの子の親が言われる
ほうほう
そうなんやなねー
とか思いながら
やっぱりその系統が必要と思ったので
黄連解毒湯が入った
別の漢方薬をチョイスしてお渡しする
だめな時は
あれとかこれに混ぜてみてもいいですから
みたいなお話をしながら
お渡しする
その人に合っているかどうかが大原則
ちなみにお母さんにも飲ませてみたら
わたし全然いけますって言われてて
お母さんもかなり熱症
そんなんも影響したかどうかはわかりませんが
なんとか子どもは薬を飲めたよう
ちなみにこのお薬
大人でも飲めない人は飲めないくらい苦いんよ
旦那さんに飲ませたら俺は無理って言われたらしい
でもね
不思議なことに苦いお薬でも
証に合っていれば飲めるものなんよねー
もちろん親が飲ませるっていう覚悟も必要
症状も少しずつですが
改善されてきているようですし
焦らずゆっくりやっていきましょうね