血液の話の続き
若い人の血液を使うと細胞が若返るかも
みたいな話を前回書きましたが
科学的にはまだまだ謎が多い血液
ミステリー
そんな血液
今回は東洋医学的に見てみよう
血の作られ方
西洋医学的にも
血液は体液と同じ組成という話でしたが
東洋医学的にもそれは言える
なぜなら
血は水からできるから
もう少し詳しくいうと
水は津液(しんえき)ともいうんやけど
この津液が食べ物から生まれる
胃で消化され
小腸で分別され
脾で作り出される
そんな脾で作られた津液を
五臓六腑に運ぶ過程で血液となる
全てがバランスよく働くことで
血が生まれてきますが
脾と腎の働きは特に大切かなー
そんな血液は
経絡を通じて全身に運ばれます
全てがバランスよく働くことで
血が全身に運ばれますが
肝と心と肺の働きは特に大切かなー
血の働き
血はね
カラダ中に栄養と潤いを届けてくれる
五臓六腑に血を届け
きちんと働けるようにしてくれる
栄養が足りないと
カラダはガス欠を起こし働けなくなる
潤いが足りないと
カラダはパッサパサになる
ちなみに血は
カラダの大事な部分を優先しますので
生命の維持にあまり関係ないところは後回しとなる
髪の毛やお肌、爪などはあまり関係ないので
この部分の潤いが足りない人は血が足りない
いわゆる血虚と思ってもらってもいいでしょう
そしてもうひとつの大事な働き
血は精神活動を支えますので
血が不足したり熱を持ったりすると
精神的に不安定になってしまう
精神的に不安定な人は
東洋医学的に血を疑ってもいいかもね
カラダが若返る?
血液の力でカラダが若返る
前回はそんな話でしたが
大きな意味では東洋医学的にもそう言える
東洋医学は
カラダの力を精一杯引き出してあげる医学ですから
細胞の働きも精一杯引き出してあげる
血液が細胞に栄養と潤いを運んでくれますから
細胞がきちんと分裂していくように血が支えてくれる
そんな細胞も
細胞分裂の回数は決まっていますから
いつかは分裂が止まってしまう
それが老いであり死に向かうことなのですが
そこに至るまでの間
血だけでなく気や水、五臓六腑など
いわゆるカラダの全ての働きを整えることで
色艶が良いのはもちろん
健やかに気持ちよく過ごせるようになる
これが東洋医学的思想
若返り成分GDF11を体に投与してアンチエイジング
これが西洋医学的思想
どちらが良い悪いの話ではないよ
自分の求めるものがどこにあるのか
って話
血液には西洋医学的にも東洋医学的にも
素晴らしい力が宿っている
そして未だ発見されていない力も含まれている
ミステリー
なかなか
血液なんて日常考えることは少ないですが
かなり僕らを支えてくれているのは間違いなさそうです