前回の続き
腸内環境を整えると性格が穏やかになる
そんな話を書きましたが
今日はその続き
実は腸というのは
東洋医学的にも大切なところ
今話している腸の話は小腸大腸一緒くたになっているので
少し分けて話をしてみよう
東洋医学的に考える
小腸はね
東洋医学的にも消化吸収の役割を果たす
胃で消化されたものを受け入れ
必要なものをと不必要なものに分ける働きをしている
そしてもうひとつ
小腸は心(しん)と表裏の関係
心は精神的な安定をもたらしますから
小腸の不調は精神の不調をもたらす要因にもなる
大腸はね
東洋医学的にも便を作り出す役割を果たす
小腸で分別された不要なものから
水分を吸収し便の形を作り出す働きをしている
そしてもうひとつ
大腸は肺と表裏の関係
肺は喘息やアトピーなどアレルギーにも深く関係しますから
大腸の不調はアレルギーの要因にもなる
腸にはそんな役割がありますが
最後に大事なことをお伝えします
今話している小腸や大腸は五臓六腑の『腑』にあたる
この腑というのは
必要なものを吸収し不要なものを排泄する
という役割がある
腑は伝えて貯蔵しない
腑は実るけれども満ちることはない
この言葉が示すように
小腸や大腸も含む腑はモノが溜まってはいけないところなんです
快食することで快便が生まれる
その快便は脳に快感をもたらす
その快感が脳に良い影響を与え
性格も含め良い方向への変化をもたらします
穏やかな性格になるために
だから生活で気をつけたいことは
食を見直すこと
毎日精進料理を食す
そんなことは言いませんが
和食はやはり最強
そんな意味ではお味噌汁に力をいれる
きちんとお出汁をとって
お味噌汁をいただく
そんな食生活は大事にしたい
そして食物繊維
腸内細菌の良い餌となる食物繊維を多めに摂る
玄米やお豆、きのこに海藻
お味噌汁の具にすると一石二鳥
果物は皮のところに食物繊維が多いから
なるべく皮も一緒に摂る
そんなことを続けるうちに
快食快便が達成できるはず
今まで腸の話をメインにしてきましたが
東洋医学は全体を通してそのヒトを観ていく医学
個別にモノを見ていく医学では決してない
腸はとても大事だけれども
全体をととのえていくことで性格も落ち着いていく
その性格はあなたが本来持っているものですから
カラダを整えて素の自分を表現していきましょうね