良書紹介
やはりその日はやってきた
これは緩和ケア医山﨑章郎先生が
ステージ4の大腸がんになっていたことがわかった時のセリフ
『がんを悪化させない試み』山﨑章郎著
この本は30年あまり緩和ケア医として
がん患者さんにと真摯に向き合ってきた山﨑先生のがん共存記
闘病記ではなく共存記
2500人を超える終末期がん患者さんの人生に同行してきた著者
いつの頃からか
自分もきっとがんになりがんで死ぬことになるだろう
と考えるようになったらしい
そう思う理由もきちんとあって
こんなにもたくさんのがん患者さんの人生に同行してきた私が
がんから免れて彼らと同じような体験なしに人生を閉じてはいけない
それが私の宿命だ
この文章からも著者の人柄がよく出ていると思う
大腸がんとわかり手術を行い
その後の抗がん剤治療で大変な副作用と闘い
にもかかわらず肺への転移が見つかる
これがいわゆるステージ4の状態
この状態の時は
さらに違う抗がん剤で治療を求められるのが日本の医療
それをいわゆる標準治療というのですが
標準治療とはがんを治すのではなく延命を目的とする
一部のがんでは治癒が認められます
ちなみに著者が診てきた患者さんで
抗がん剤を続けてきてカラダが弱り延命治療ができないほどになった場合
1/4が2週間以内に1/2は1ヶ月以内にお亡くなりになるという
しかし残りの人の中には延命治療をやめたあと
だんだん元気になる人も稀ではないらしい
いわゆる抗がん剤の副作用で弱っていたものが
中止することで回復してきたようです
次の抗がん剤治療を勧められた著者は
悩みながらもそれを断り延命のために最善の治療を探す
それが著者の言う『がん共存療法』
がんというものは存在していても
増殖しなければすぐに命に関わることはない
ゆえにがんの増殖を抑えれば
がんとの共存は可能である
このような考えのもと著者は
エビデンスや理論がきちんとしている代替療法を探し実践していく
それがこの本で紹介されている
糖質制限ケトン食であり
クエン酸療法であり
クロノテラピーであり
少量抗がん剤治療である
詳細は本をお読みください
カラダが反応する書籍
最近波動が良いからなのか
自分と周波数が合っているからなのかはわかりませんが
そのようなものに出会った時
カラダが反応します
具体的にいうと
右脳付近がジンジンし始め心地よい状態になります
この本は僕のコミュニケーションの先生である
黒丸先生が紹介されていたものですが
手に取って読み始めてすぐカラダが反応し
読了後胸が温かくなりました
日本の抗がん剤治療に疑問を抱いている方全てに読んでもらいたい
そう思える本でした